前編では、「どうせ、やってもしゃーない」という状況が続けば、諦めてしまう、この状況を良くしようなんて思わなくなるという、心理学の実験についてお伝えしました。
貴社ではその様な場面はありませんでしょうか?
例えばよくお聞きする状況の一つに「採用面接」があります。
人事担当者や現場責任者が一次面接。
「今回の応募者はスキルが高く、仕事ができそうですよ、社長!」
続いて、二次面接では社長がご担当。
「あかん、あんなやつは。何か暗そうや。」
前編の実験を思い出してください。
こんな状況が何度も続いたらどうなるでしょうか?
恐らく、「どうせオレらが面接しても採用されへんねんもんな~。時間の無駄やな~~。」
となり、採用に力を入れなくなり、より一層、自社に合った方を採用できなくなってしまいます。
この一つの解決策として、最終決定権者(例えば社長)が、「最初に面接」ということが考えられます。
「最終面接=社長面接」だけが良いとは限りません。
この辺りも、一度ゼロベースで、「うちに合ったやり方」を検討しなおすことも良いかもしれません。
ご参考になさって下さい。
おおたけ
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