私は昨年まで3年間、『100年企業研究会』というところで勉強をさせて頂いておりました。
日本全国の社労士さんが集まり、「100年企業とは!?」を研究する勉強会です。
先日、『日刊ゲンダイ』紙に大きく『100年企業研究会』のことが取り上げられていました(2023年1月31日付)。
少しご紹介致します。
私たちの言う「100年企業」とは、単に長く続いているだけの会社を指しません。
その特徴は?記事から一部抜粋致します。
「日本人の道徳観や知恵が凝縮された『潰れない仕組み』を持った組織です」
「会社の存在が社員にとって、生活や人生そのものだから。~中略~ 潰れそうになったら会社を救おうとするステークホルダーが、継続的に育まれる仕組みを持っているんです。だから潰れそうになるけど、潰れないんです」
とあります。
①経営者
「社員を他人とは思わず、身内だと思う人が多い。それが一番大切な適性で、能力や才覚は2番目。300人規模までの会社ならばその様な感じが多いです」
②社員
「決して、いい子ちゃんばかりではないし、職場の雰囲気も必ず良いわけではない、口汚い言葉も飛び交うこともあるが、本当の家族みたいな感じです。でもピンチになれば頑張ります」
③就業規則など
「一度採用したら最後まで面倒をみる。能力不足にもできるだけ寄り添う。整理解雇は絶対に避けようとする。しかし他の社員や皆の害になる社員は、いくら能力があっても排除しようとする(懲戒)。労働法においては整理解雇が一番容易で、懲戒が一番難しいですから、100年企業の姿勢は逆の立場ですね」
④給与
「一般的には社員の能力に応じ給与額を決めますが、100年企業は違います。社員の『生活』に応じて金額を決める傾向がある。家を買った、子どもが大きくなったら、『なんぼいる?ほな、夜勤してな』と社員に頑張らせます。生活に応じ、必要な給与額が決まり、それに合わせ、人はアウトプットを変えていく。そんな認識があるようです」
「100年企業は(人と人の)関係性の質を高める仕組みを持っています。人はお互いを知れば知るほど優しくなるものです。会社に家族が出入りする仕組みがあったり、インフォーマルな飲み会や餅つき大会をやったり。慶弔休暇や慶弔規定もしっかりしている。お互いがより知り合い、お互いに優しさを発揮しやすくなる仕組みがありますね」
皆さまの会社はどうでしょうか?
おおたけ
どちらが悪い、ということはさておき、一般市民が犠牲になっていることには、非常に胸が痛みます。
私の所属するロータリークラブの活動は、平和な世界を築く、ということにも貢献しています。
御年99歳にして、スティーブ・ジョブズかのように、お話しの間中ずっと舞台を動き回っていらっしゃいました。
凄まじいエネルギーです。
ロータリークラブで勉強をするということは、こんなことなのかなぁと思った次第です。