「日本酒(清酒)」の発祥はどこかご存知でしょうか?
正解は「奈良県」です。
奈良公園から4~5km程南東にある「菩提山正暦寺」というところから始まりました。
室町時代に、大きなお寺が経営難となってきました。
そこで、お金を稼ぐ手段として、「酒造り」が始まった様です。
なぜお寺で出来たか?
①広い土地でお米があった。
②多くの人を集めることができた。
③綺麗な水があった。
そこで造ったお酒を、貴族に売って稼いでいたそうです。
お酒は冬の寒い時期に仕込んで、というイメージですが、この当時は貴族のお月見に間に合わせるため「夏仕込み」だったそうです。
この様に、お寺の経営に資するお酒を「僧坊酒」といいます。
「僧坊酒」は他にも、河内長野の「天野酒」なども有名です。
かの織田信長も、安土城に徳川家康を招いて、正暦寺のお酒を振る舞っていたそうです。
昨年(2021年)、途絶えていた「正暦寺のお酒=『菩提泉』」が500年ぶりに復活販売されたそうです。
1本15,000円ですが、是非とも味わってみたいものです。
おおたけ
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