「国境の長いトンネルを抜けると・・・」
皆さまよくご存じの川端康成『雪國』の冒頭です。
こちらの舞台となりましたのは新潟県越後湯沢です。
そこには平安時代の1075年に創業。
以来950年近く続く温泉旅館「雪国の宿 高半」という旅館があります。
(ちなみに世界最古の会社「金剛組」は飛鳥時代の578年創業。)
川端康成が執筆したのもこの旅館だそうです。
さて、こんな長寿企業では、代々大事にしてきている哲学があります。
「従業員」から、「顧客」から、「地域」から愛され続ける仕組みです。
長寿企業とは、長い年月の間、利益を上げ続けることが可能だった企業、というだけではありません。
戦争も社会情勢の大きな変化も経験しています。
むしろ利益どころか売り上げがゼロになることもあります。
また、社長も素晴らしい方ばかり輩出されるわけではありません。
なぜか、こういったポイントを踏まえた経営をなさっている「100年企業」が多くあります。
むしろ、「100年企業」には共通項が沢山あると言うべきかもしれません。
これは、C.ユングが「集合的無意識」と提言している通り、人にとって普遍的なものという気も致します。
おおたけ