昨今の風潮に、少しだけ違和感を覚えることもあります。
「残業が無い会社」「プライベートを大切にする会社」
例えば、そんな価値観だけを全員に押し付け過ぎている会社も見受けられます。
決して間違えてはいけませんが、当然「過重労働」はダメです。
ですが、例えばしっかりと技術を身に着けて早く独立をしたい、と望んでおられる方も中にはいらっしゃるはずです。
私の個人的感覚ですが、美容室、飲食店などは、そういった傾向が強い様に思えます。
そんな方にとっては、「仕事をする」ということに「働きがい」を持つかもしれません。
また、「残業が無い」ことに、純粋に仕事が楽しいという気持ちには応えられないかもしれません。
小泉元首相は、
「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろです。全部社員が同じように、一定の時間に会社に出て、一定の時間に会社を退出して、そして机を並べている社員も多いでしょう。しかし、うちにいてもいいよ、あるいは、海外旅行してもいいですよという会社もあるんです。それでも社員です。」と平成16年に国会で発言してザワザワしました。
彼の真意はさておき、この文言だけをとってみましたら、「そうやよね」と納得してしまいます。
なので、一律にではなく、「うちは色んな方のご希望に応えられます。仕事をしたい方はじっくりと進めて下さい。プライベートを大切にしたい方は応援します。」と。
現実的には、「組織」ですから難しい面もあります。
ですが、方向性としてはそうじゃないかな、と考えます。
ちなみに弊所では職員さんに日常的に伝えています。
「うちは吹けば飛ぶような事務所です。万が一何かあっても皆さんを路頭に迷わせないようにします。」
だから、人としての「OS部分(≒人間力)」を高めてもらえる様に、そして「アプリ部分(≒専門分野の知識・技術)」をしっかりと身に着けてもらえるように日々考えています。
万が一のときには・・・宜しくお願いします(笑)
おおたけ