「CEO」という文字は目にされたことがあると思います。
「CEO=Chief Executive Officer(最高経営責任者)」です。
他にも色々とありますが、最近「CHRO」という文字も目にするようになってきました。
「CHRO=Chief Human Resource Officer(最高人事責任者)」です。
人事部長との違いは何か?
挙げるとすれば、「経営戦略の策定にも関わる」というものがあります。
(もちろん、「うちの人事部長は経営に参画している」という企業様もあろうと存じます。)
昨今、企業経営においては人事戦略が重要だといわれております。
会社の人事戦略は経営戦略と連動しているか、企業価値を向上させるための人事戦略が考えられているか。
こんなところを評価される様です。
最近では、CHROと直接対話をする機関投資家も増えてきているとのことです。
さて、弊所ではIPOやM&Aに際して「労務監査」をさせて頂くこともあります。
何社も見せて頂きましたが、「え!?これで良いと思ってた!」なんて場面も案外多くありました。
労働時間の管理方法、残業代の計算方法などで、以前からの踏襲、誤った解釈、昔は良かったけど・・・
実は大きな問題が隠れているかもしれません。
これは大企業だけの問題ではありません。
人の採用、定着については、社員さんがいらっしゃる会社でしたらどこでも考えなければなりません。
これを機会に、改めて自社の労務管理について再確認なさることも良いかもしれませんね。
(おおたけ)