私が独立する前20代、「自分を経営者だと思って仕事をしなさい」とよく言われていました。
そのときは、「会社の売上も何もかも見られへんのに何をゆーてんねん。そんなもん考える材料も、権限すら無いがな」と思って(反発して)いました。
最近ある本に書いていましたが、何と端的な表現で実感できることかと驚きました。
「パナソニック創業者松下幸之助さんが新入社員に向けて語ったこと」がテーマだそうです。
その一節をご紹介します。
新入社員とかサラリーマンだと思って働いていると、意識まで雇われ人、使われ人になってしまう。だが、社長の意識になると、同じものを見ても景色が違ってくる。松下電器製のネオンの一角が消えていたとしよう。一社員の意識だったら消えていることに気づきもしない。万一気づいても「消えてるな」としか思わない。無関心である。しかし、社長だったら絶対にこう言う。『おい、うちのネオンが消えとるぞ。直せ』と。つまり、当事者意識に変わるのだ。
(『20代の仕事の教科書』致知出版社)
もう数年で「知命」を迎えようとしています。
人は一生勉強だなぁと深く身に沁みた出会いでした^ ^
おおたけ